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売れない新怪獣の劇画をかかえ、連日、雑誌社を駆けめぐっていた小高源吾は、彼のマネージャーを
自称する友子の紹介で、現在建設中の世界子供ランドの仕事の口にありついた。
ところが、子供ランドにひときわ高くそびえ立つゴジラ塔の内部へ入って源吾は驚いた。
今まで見たこともないような特殊な機械がぎっしりと設置されていて、その上、事務局長と称する
クボタに紹介された須藤文夫という会長は、高等数学を軽々とあやつる少年だった。
その他、源吾を驚かせる不思議な出来事が続き、子供ランドで拾った、訳のわからない電子音を
流すテープがきっかけで知り合った志摩マチコと高杉正作達から、子供ランド建設とは名ばかりで、
何ごとか悪事を企んでいるらしいことを知った。
源吾、正作、マチコの三人はさっそく調査を開始した。その結果、クボタと須藤文夫はこの世には
存在しない人間であるという以外な事実が判明したのだ。
実は、彼らはハンター星雲のM星から
地球の征服にきたインベーダーだったのだ。源吾の拾ったテープは、彼らの計画実行に不可欠のもの
だった。源吾達は襲われ、テープは奪い返されてしまった。
コントロールタワーから遂にテープが回され、宇宙に向かって怪電波が発せられた。
この電波に呼びよせられて、なんと宇宙怪獣キングギドラとガイガンが地球にやってきたのだった。
ガイガンとキングギドラは、まず東京を破壊しにかかった。この二頭の怪獣のまえには地球防衛本部の
ロケット砲も全然役にたたなかった。
怪獣島で眠っていたゴジラはテープの音を聞いて地球の危機を知った。
ゴジラはアンギラスをしたがえ、一路東京へ向かった。
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